収入アップを狙うなら入居型
介護業界の中で収入アップを狙って転職するのであれば、特別養護老人ホームを始めとする、自力で日常生活を送るのが難しい人が入居する介護施設を選ぶのも手だろう。
入居型の介護施設は、入居者を24時間体制で見守る必要があるため、必ず夜勤が必要になる。
夜勤は嫌がられることも多いのだが、介護の仕事で効率よく稼ぎたいのであれば夜勤が狙い目だ。
夜勤を行うことで深夜手当、もしくは深夜手当と夜勤手当の両方かつくので、日勤のみの場合と比べて効率よく稼げるようになる。
夜勤手当は法律で必要と定められているわけではなく、会社が任意で採用している制度なので夜勤手当がつかない可能性はあるが、深夜手当に関しては必須だ。
午後10時から翌朝5時までの時間帯に従業員を働かせる場合、会社は必ず深夜手当を支払わなければいけない。
深夜手当は基礎賃金の25%以上という制約があるので、深夜手当の出る午後10時から翌朝5時までの時間帯にシフトに入れば効率よく稼げる。
ただ、深夜手当の出る時間帯に働くことには疲れを感じやすい、体内時計が狂いやすいというデメリットがあるので、体調が優れないのであれば無理に深夜に働くのは避けた方がよい。
入居型の介護施設によっては夜勤手当はあるのに深夜手当がないということが起こり得るが、深夜手当という呼び方が必須なわけではない。
たとえ夜勤手当という名目であっても規定の割増賃金が支払われていれば問題はないので、深夜手当という言葉が使われていなくても深夜手当が支払われている可能性はある。
この辺りは少しややこしいので、気になる場合は勤め先の方にしっかり確認しておくとよいだろう。