資格を取って訪問介護で活動!
介護職には、介護福祉士という国家資格がある。
介護職は資格を有していなくとも仕事として就くことは可能だが、その場合には、基本的に国が定める研修を終了していることが前提だ。
訪問介護とは主に入浴や食事、そして排泄の介助の他、買い物や調理、洗濯に掃除といった生活に関わる部分を各家庭を訪問して遂行するだけではなく、利用者が外出する際に付き添ったりもする。
家事を中心とした生活全般の介護に携わるということや入浴などのデリケートな部分から、男性よりも女性の方が好まれる傾向がある。
しかし、だからといって男性に不向きな職業ということではない。
気配りや配慮といった点で、女性の方が気づきやすいという背景から利用者やその家族との対応に関しても女性が好まれる仕事という印象だ。
また、家事の熟練度や生活面での細かい気配りなどを考慮すると、多少年齢の高い方が活躍しやすい傾向もある。
つまり、身体上に問題が生じない限り年齢に左右されることなく就労可能な職業といえる。
これらのことから、一生を通してできる安定した職業として選択する人も増え、介護福祉士の資格を取得したり、研修を受ける人は増加傾向にある。
もちろん、近年介護職者の待遇改善が行われていることも大きな要因であると言えるだろう。
結婚や出産、育児といった社会から離れていた期間があっても職場復帰がしやすく、且つ資格を有することで一定の安定収入を得ることも可能なのである。
まだまだ続く高齢化によって今後もその需要は当面見込まれると考えられ、今後資格取得を検討する場合でも、十分好条件の資格であり、就職に活かせる資格と言えるのではないだろうか。